鳥の声で目が覚めて、ゆっくり支度をしてから屋上レストランにて朝食。
今日は私の誕生日。
食後はテラスで。珈琲をいただきながら、ゆっくり過ごす。
ネスカフェも美味しい。
朝靄も晴れてきました。
街を散歩することにします。
昨日、あのおじさんのお店で買ってしまった、アラビアン・シューズと、インディアン・シューズを履いて散歩しよう、と相談するも、やっぱり、旅慣れた靴で出かけることに。
街へ出て、いくつかのスパイス屋さんや香料店、シルバーショップをめぐったり。
湖のほとりの小さな白い街の人々の、優雅で穏やかなこと。
ご近所さんがひっきり無しに訪れ、街で一番てんやわんやだった小さな商店にて、私もスパイスを購入。
ガラム・マサラ、チキン・マサラ、ティー・マサラ、サフランの代用品のようなもの、そして、ウダイプル・シュガー。
鮮烈な香りにクラクラ。
街で一番無愛想なおじさんのお店で誕生日ケーキも整えました。
ディナーの前に、湖のクルーズへ。
小さなボートからの景色は、なんだか楽しい。
美しい光を捕まえようとしている、美しい人。
戦の果てに土地を追われ、この地へ来て、湖を造り、街を築いたという人々に、最敬礼。
ウダイプルの穏やかで美しいこと。
ボートを降りて、湖畔を散歩。
大きな木は、いつも祀られています。
夕食はホテルのレストランでターリー。
洗練された一品一品。
宮廷料理の風格。
静かに、楽しげに、夜が更けてゆきます。
ターリーで満腹のため、真夜中のバースデー・ケーキの会は断念。