1/14アグラからジャイプルへ

5:30 未明の沈黙の中、リキシャで、アグラ・フォート駅へ。
何度かお世話になった運転手さんに、特別料金で走ってもらう。
頬にあたる風の冷たいこと。
何度も「5:30に!」と念を押してくれた彼は、きっとホテルの前で仮眠をとりながら、待っていてくれたと思う。

ジャイプル行きの列車は6:30出発予定。
K氏が時刻表を検証して「3時間は遅れるはず」と読んだその列車は「2時間遅れ」の表示。
なんだ、たったの2時間ね、と構内を悠々散歩。
7:30 ようやく空が白くなる。





8:00 駅のレストランで朝食。シンプルなバタートーストと、温かいチャイが嬉しい。
この間、列車の掲示板は更新され続け4時間遅れに。
「2時間じゃないよ。この列車、4時間は遅れるよ。ジャイプルまでタクシーでどう?」客寄せの人たちの言葉は、結局嘘ではなかった。

10:00 列車は5時間遅れに。駅の外に出て屋台で昼食をとってみる。
プーリーの美味しい食べ方を教えてくれるおじさんや、サービス料をふっかけてくるお兄さんや、真摯にチャイをいれてくれたおじいさんや。

駅に戻ると、7時間遅れの表示。
何人目かの客寄せの言葉に従って車をチャーター。
駅から離れた事務所までリキシャで向かい、事務所で列車の切符の払い戻し手続きをする。
13:00 ようやく車でアグラを出発。
爆音の音楽や、大渋滞のクラクション…。
楽しそうに賑わうマカラ・サンクランティのお祭り騒ぎを横目に、何故かジャイプルまで同乗する客寄せの執拗な追加料金の請求をあの手この手でかわしたり、警察に捕まったりしながらの5時間のドライブ。
運転してくれたのは、素敵なお兄さん。

18:00 ジャイプル着。
ホテルへの無事の到着と優雅なお迎えに感激。
ジャイプルもマカラ・サンクランティのお祭り一色。
花火もたくさん賑やかに打ち上げられています。

▶ Hotel Bissau Palace
Outside Chand Pole Gate, 302016 Jaipur

ホテルのレストランで静かに夕食。



トマトスープに始まる。

ラジャスタン・チャイニーズ・ターリー。
滋味深いダル・カレーを何度もおかわり。

どこまでも甘いクジャ・ラムーン。

街の音楽や花火の音に耳を澄ましながら、ゆっくり過ごす夜。