朝のルームサービスで、甘いミルクコーヒーをいただいてから、街へ。
朝の賑わいの中、一番大きなモスクを目指す。
ジャーマー・マスジッド。
賑やかなバザールの中の小さな門の下でおしゃべりをしていたマダムたちが「中へどうぞ。靴はここで脱ぐのよ。」と教えてくれる。門をくぐった瞬間、目の前に大きな静寂が広がる。
▶ Jama Masjid
インドのモスクは、なんだかとっても大らか。
異教徒の私たちは、かの国ではモスクの中を覗き見るのも遠慮したというのに。
果てしない祈り。
果てしない祈り。
そして、孔雀の羽がモスクを清める、アーメダバードの朝。
再び門をくぐり、モスクの界隈の路地を散歩。
アーメダバードは、微笑みの街。
エレガントな人々の穏やかな午後。
カフェでちょっと一休み。
スパイシーなサンドイッチにケチャップをつけながら、チャイと一緒にいただく。
再び散歩。
実のところ私には、物乞いの人々以上に、サリーのドレープを砂埃にたなびかせながら、黙々と道路の土を掘り返している女性たちの姿が印象的でした。
ふと迷いこんだ小さなモスクでしばらくすごす。
帰り際「こちらも是非見ていってください」と案内してくださったのは、素晴らしい書庫。
貴重なコーランを見せてくださいました。
美しくてうっとり。
▶ Pir mohammad sha roza
イスラムの誇りと矜持。
いくつかの香料店もめぐってみる。
「アンバーを見せていただけますか?」と聞くと、決まって一番端の棚の奥から、あるいは店の奥の別の部屋から、何重にも紙にくるんだそれを持ってきてくれる。
アーメダバード・アンバー入手。
ほんの少し手の甲にのせるだけで、蜜のような甘く深い香り。
▶ KHUSHBU PERFUME
今夜は久しぶりにお肉を食べよう、と決めて肉々しいこの路地へ。
あちこちの店から流れてくる香ばしい匂い。
路地の両側のカゴでは鶏が騒ぎ、鶏を捌く上には、所狭しと吊り下げられたスパイス漬けのチキンが赤く輝く。
グリーン・ティッカ・マサラ、魚のスパイス焼き(Mucchi Fry)、タンドール・バター・ロティ。
タマネギの付け合わせまでどれも絶品。
▶ ※お店の名前は読めず。
ロティをおかわりして、卵カレー(Anda Karri)も注文。
世界中どこへ行ってもやっぱり、かっこいいお兄さんが作るお料理は、絶対に美味しい。
アーメダバードの夜はまだまだ続く。