朝方の雨が、砂埃を洗い流してくれたよう。
11:00 チェックアウト。さっぱりした空気の中、ホテルで手配してもらった車でウダイプルへ向かいます。
レセプショニストの友人が近所の人をつかまえてきて自分の車を運転させた、といった様子。
じーーっと車中を覗き込んでくる彼にカメラを向けてみる。
怒ったような顔をした後、少しだけ笑った。
今回のヴァカンスの終着点、そして一番の目的地のウダイプルまであと少し。
いよいよの目的地を前に、運転手さんが道に迷ってしまう。
道行く人に尋ねても埒が明かず、K氏の本気のナビの出番。
14:00 ウダイプルのホテルへ無事到着。
気持ち良いお迎えで、チェックイン。
「明日はあなたの誕生日パーティですね!」と笑顔のオーナー。
▶ Jaiwana Haveli
明るく白いエレガントな部屋からは、ビチョーラー湖!
白い靄の中、鳥の舞う声が届く。
荷をほどき、すぐに湖へ。
やっと辿り着いた憧れの白い古都。
ウダイプルは、あの本で書かれていたように美しい街でした。
落ち着いてから、ジャグディーシュ寺院へお参り。
花を捧げるということ。
門の下に座る人に靴を託したこと。
雨上がりで濡れている大理石の上を、私たちも裸足で歩いたこと。
そして、神々の名前をひとつづつ教えてくれる少年にお布施を渡したこと。
ジャグディーシュ寺院にて。
バザールへも足をのばす。
香料店をのぞいたり、菩提樹の木陰の井戸に水を汲みに来る人を眺めたり、井戸の傍らのチャイ屋さんで休憩したり。
楽しい口上にすっかり乗せられて、アラビア・シューズと、インド・シューズを購入してしまったり。
ハーヴェリーで、ラジャスタンの伝統舞踊を見る。
ラジャスタン女性の所作の美しさが、そのまま舞踊になったよう。
▶ Bagore-ki-Haveli
夕食はホテルの屋上テラスで。
バザールで特別に美味しそうだった、オクラとピーマンとコリアンダーのカレー。
今夜のデザートは、湖を渡ってくる柔らかい夜風と、甘い甘いグラ・ジャムーン。