1/24ウダイプルから京都へ

最後のインド式朝食。
すっかり馴染んだナイフとフォークのちょっとでたらめな具合や、給仕のエレガントな振る舞い。
最後は、バナナのにザクロの実を散らしてカラフルにしてくれました。

毎朝美しいウダイプル。

フライト前に、アーユルヴェーダのマッサージを受ける。
おばあちゃん先生の手の、がっしりゴツゴツしているのが印象的。


チトラカの花が鮮やかに。

ホテルで、空港までの車を手配してもらう。
約束の時間まで、湖畔ですごす。
13:00 ホテルを出てウダイプル空港へ向かう。
15:35 エア・インディア YM9R3、無事離陸。

16:50 デリーの空港へ無事到着。
K氏は空港を散歩、私はロビーで日記を書いたり、薬局をのぞいたり、ストレッチをしたり。

23:15 エア・インディア AI314 ボーディング後、すぐに熟睡。
眠りから覚め、食事をいただくも、飛行機は滑走路に止まったまま。
結局、朝が来て濃霧が晴れるのを8時間待っての離陸でした。
おかげさまで、インド映画三昧。
踊りはもちろん、音楽も素晴らしい!

8時間遅れて関西空港に到着。
バスで京都へ。

誰もクラクションを鳴らすことなく、静かに、滑らかに走るバス。
静かな車内、車窓を流れる端正な夜景も美しく。
洗練の極みと、生命への深い寛容を見たラジャスタンから、しっとり雨の降る京都へ帰って参りました。
次のヴァカンスは、どこへ行こうかしらん。

1/23ウダイプルの1日

昨日より少し早起きして朝食を。
カトラリーのインド式置き方にも慣れました。
各国の旅人が集う、朝のレストラン。色々な旅の様相。

朝一番に、ジャグディーシュ寺院へお参り。
雨あがりの静謐。

お願いされて写真を撮るK氏。

お願いされて写真を撮る私。


神も踊り子も動物も、あらゆる生命体がひしめきあう様は、インドの街そのもの。
今朝はあの少年の姿は見えず、神々のもとに手の無い人、足の無い人が座る。

女性たちの歌声や鈴に、やがて鐘が重なってゆき、儀式はクライマックスへ。

儀式の歌が耳に残る中、カフェでお茶をいただく。
旅行のことを振り返りながら日記をつけたり、道ゆく人を眺めたり。

かっこいい牛乳屋さんの、きびきび配達する様を眺めたりしてから、再び、お散歩。

ウダイプルの下町へ。

いくつかの香料店をめぐり、一番濃密な匂いだったアンバーを購入。
ここでもやはり、一番奥の棚から出してきてくれました。





こちらの香料店では、モグラの精油を購入。

あ!この精油の花を見たいでしょう?
と言って、店主が摘んできてくれたのは、アラビアン・ジャスミン。
モグラ。インドの花嫁の花だそう。
ウダイプルでちょうど満開でした。



それから、鮮やかなグリーンに惹かれて、青唐辛子とカルダモンも購入。





お手伝いの帰りでしょうか。

今晩の夕食は、フランス系ホテルの屋上で、フレンチ・インディアン・ターリー。
スパイスやオイル控えめ、ヒヨコ豆のトマト煮込みなど、思いの他嬉しい。

ホテルに戻って、荷物の整理など帰国の準備。
ウダイプル・アンバーの香りに包まれてうっとり。
K氏は靴を磨いたり。

乳香や、白檀の香りにもうっとり。
こちらは薬局で購入したもの。薬局では他に、トゥルシー茶や石鹸も購入。
石鹸はホテルにも置いてあった medimix、薬局の主人の「私は子供の頃からずっとこれ!」とイチオシのChandrika、そしてBiotique、Himaraya、guardian、Khadiも購入。

1/22ウダイプルの1日

鳥の声で目が覚めて、ゆっくり支度をしてから屋上レストランにて朝食。
今日は私の誕生日。


食後はテラスで。珈琲をいただきながら、ゆっくり過ごす。
ネスカフェも美味しい。

朝靄も晴れてきました。
街を散歩することにします。

昨日、あのおじさんのお店で買ってしまった、アラビアン・シューズと、インディアン・シューズを履いて散歩しよう、と相談するも、やっぱり、旅慣れた靴で出かけることに。

街へ出て、いくつかのスパイス屋さんや香料店、シルバーショップをめぐったり。
湖のほとりの小さな白い街の人々の、優雅で穏やかなこと。


ご近所さんがひっきり無しに訪れ、街で一番てんやわんやだった小さな商店にて、私もスパイスを購入。



ガラム・マサラ、チキン・マサラ、ティー・マサラ、サフランの代用品のようなもの、そして、ウダイプル・シュガー。
鮮烈な香りにクラクラ。

街で一番無愛想なおじさんのお店で誕生日ケーキも整えました。
ディナーの前に、湖のクルーズへ。



小さなボートからの景色は、なんだか楽しい。

美しい光を捕まえようとしている、美しい人。





戦の果てに土地を追われ、この地へ来て、湖を造り、街を築いたという人々に、最敬礼。
ウダイプルの穏やかで美しいこと。

ボートを降りて、湖畔を散歩。

大きな木は、いつも祀られています。

夕食はホテルのレストランでターリー。
洗練された一品一品。
宮廷料理の風格。

静かに、楽しげに、夜が更けてゆきます。
ターリーで満腹のため、真夜中のバースデー・ケーキの会は断念。

1/21アーメダバードからウダイプルへ

朝方の雨が、砂埃を洗い流してくれたよう。
11:00 チェックアウト。さっぱりした空気の中、ホテルで手配してもらった車でウダイプルへ向かいます。
レセプショニストの友人が近所の人をつかまえてきて自分の車を運転させた、といった様子。

じーーっと車中を覗き込んでくる彼にカメラを向けてみる。
怒ったような顔をした後、少しだけ笑った。

今回のヴァカンスの終着点、そして一番の目的地のウダイプルまであと少し。

いよいよの目的地を前に、運転手さんが道に迷ってしまう。
道行く人に尋ねても埒が明かず、K氏の本気のナビの出番。

14:00 ウダイプルのホテルへ無事到着。
気持ち良いお迎えで、チェックイン。
「明日はあなたの誕生日パーティですね!」と笑顔のオーナー。

▶ Jaiwana Haveli

明るく白いエレガントな部屋からは、ビチョーラー湖!
白い靄の中、鳥の舞う声が届く。

荷をほどき、すぐに湖へ。
やっと辿り着いた憧れの白い古都。
ウダイプルは、あの本で書かれていたように美しい街でした。



落ち着いてから、ジャグディーシュ寺院へお参り。

花を捧げるということ。
門の下に座る人に靴を託したこと。
雨上がりで濡れている大理石の上を、私たちも裸足で歩いたこと。
そして、神々の名前をひとつづつ教えてくれる少年にお布施を渡したこと。
ジャグディーシュ寺院にて。

バザールへも足をのばす。
香料店をのぞいたり、菩提樹の木陰の井戸に水を汲みに来る人を眺めたり、井戸の傍らのチャイ屋さんで休憩したり。

楽しい口上にすっかり乗せられて、アラビア・シューズと、インド・シューズを購入してしまったり。



ハーヴェリーで、ラジャスタンの伝統舞踊を見る。
ラジャスタン女性の所作の美しさが、そのまま舞踊になったよう。

▶ Bagore-ki-Haveli

夕食はホテルの屋上テラスで。
バザールで特別に美味しそうだった、オクラとピーマンとコリアンダーのカレー。

今夜のデザートは、湖を渡ってくる柔らかい夜風と、甘い甘いグラ・ジャムーン。